メダカ飼育「グリーンウォーター化を遅らせたい場合」

はじめに

 気温が上昇して水温も自ずと上昇し、屋外のめだか容器の水が緑水(グリーンウォーター)になりやすくなってきましたね(^-^)。

水替えしたのに3日後にはグリーンウォーターになったという話も沢山聞きます。グリーンウォーター派の方々にはとても好都合な季節になりました。

私は、クリアウォーター派です。

性格的にどうしてもメダカの健康状態、生育度合、個体数の確認をしないと何か落ち着かないので、水がクリアでないとどうしても・・・。あ、底にたまる糞量もチェックしてます(^-^)。

勿論グリーンウォーターの飼育も試しました。特にハイポネックスなど使わなくても勝手にグリーンウォーターになるので、グリーンウォーターの屋外飼育やってみました。深底の大容器になると・・・まったく中間層から下層のメダカが見えない・・・。生きているのかどうかも分からないので、結構困りました。

物体は僅かな光でも反射すれば可視化されます。でも植物プランクトンの密生度が高すぎて、光が届かないわけです(;^ω^)。

で・・・すぐやめました。グリーンウォーター。個人的に性に合わないだけです。グリーンウォーターが悪いというわけではありませんよ(^-^)。

そして考えたのです・・・。

どうやったら、屋外でもグリーンウォーター化するのを遅延することができるか?しかも安上りに( *´艸`)。

色々と試行錯誤した結果、”灯台下暗し”・・・。答えはいつもビオトープで使用しているもので済んだわけです。

それでは行ってみましょう!( `ー´)ノ

用意するもの

メダカ容器は、深底の容量85ℓの黒容器を使用しました。

100均商品三角コーナー(できるだけ網目の細かいもの)

 今からこの中に入れていくものが少しずつ崩れても、容器から取り出すときにあまり出てこない程度が良いかもしれません。

100均商品とは言えど、もともと水廻用設置用品なので、水中でも耐久性に優れています。

ろ過材

 よく見かける ろ過材です(#薩摩めだか さんでも商品として置いてありました)。多孔質なので吸着が良く、バクテリアも定着しやすい構造になっています。

上質(硬質)の赤玉土(後々崩れていくことを想定して大粒)

 いつもお世話になっている赤玉土さん。ビオトープの水耕栽培鉢は赤玉土100%です。これまた、多孔質で浄化作用もありバクテリアも吸着しやすく、水のpHを弱アルカリ性にある程度保持してくれるありがたいものです。上質(硬質)なので、長期間浸水させていても、あまり崩れません。

水から取り出すとき、それなりに鉢から赤い土が溶け出してきますが、5分も経過すれば水もクリアになっています。メダカ・バクテリア・植物・レッドラムズホーンが元気に過ごしていく優れたものです。重宝しています!(^^)!

珪酸塩白土

 ハイドロカルチャーで発泡錬石(ハイドロコーン)を投入する前に容器底にいれるものです。

通常の水道水でも、水質浄化しつつミネラル補給してくれます。勿論pH調整も。ハイドロカルチャーでは、根腐れ防止剤として使用されます。

たま~に水替えした容器の水が、白く濁ったままで全然クリアにならないなんてことありませんか?そのまま5~7日間程度 経過観察しても全然濁りが取れない・・・。そういうときにもこれをパラパラと投入すると・・・水が1~3日間程度で水がクリアになります。

このブロックシリコは、水に投入するとバラの花が咲いたように割れていきます。メダカにも影響はありません。

ただ・・・これだけはちょっと高いです。500gで税抜980円ぐらいです。効能が高い分だけ高いと思ってください。他にも似た商品で3分の1の値段のもありますが、”安かろう悪かろう”・・・。世の中そんなもんです(>_<)。

メダカに最大のパフォーマンスを発揮させるため念のため入れているだけですので、高いと思ったら入れなくても全然大丈夫だと思います。

私の場合は、たまたまハイドロカルチャーで使用していたからあっただけですよ(^-^)。

水切り袋

 最後は、三角コーナーに蓋を(メダカが入り込まないように)しつつ、メダカ容器全体の水へ効果がいきわたるよう、この水切り袋をかぶせます。

出来るだけ三角コーナーと水切り袋に隙間がないようなサイズを選べば良いと思います。今回使用した三角コーナーは、18㎝程度の商品です。

手順(参考程度)

 手順は、あまりこだわらなくて良いと思います。私の場合は、水替えするときに三角コーナーを取り出して、そのまま洗浄しやすいようにと思っているだけなので、順番は気にしないでください。

入れる量も大体で良いかと思います。沢山入れれば入れるほど、効果は高いでしょう。ある程度再使用できるのでコスパも良いです。

ですから、今回投入する量は参考程度だと思ってください。

1.赤玉土を入れます。

三角コーナーの4分の一程度でしょうか(けっこう節約気味の量です)

2.珪酸塩白土をパラパラ程度に入れます。

やっぱり高い商品は・・・投入量もせこくなります( ;∀;)。そして入れなくても大丈夫だと思います。個人の判断にお任せします。

一つ参考程度に。これを使用したハイドロカルチャーの水は半年以上経過しても、水が腐敗しませんでした(^-^)。植物も長期間楽しめました。

3.ろ過材を入れます。

このろ過材は、何回も洗浄・乾燥を繰り返して使用したものです。本当は水量に対して何個程度いれるのか決まっているかと思います。

今回は、三角コーナーに余裕をもって入る程度です。

4.ついでに余っている牡蠣殻を入れてしまう・・・。

ついでです・・・ついで・・・。余っていると勿体ないでしょう?(/ω\)。

5.水切り袋をかぶせます。

やっぱセコイなぁ・・・全然沢山入ってないわ・・・(;・∀・)。

85ℓの水に対してこんだけ?って・・・思うでしょう。

私も同感です( `ー´)ノ・・・。

沢山の量を使用すれば、もっともっと効果が高いのは間違いありません。後は皆さんの裁量におまかせします!!(/ω\)

おわりに

設置する感じはこんな感じです。

こんな簡単な感じですが・・・1ヶ月経過してもグリーンウォーターにはなりませんでした。

勿論、赤茶色のノリのような汚れは容器面と三角コーナーについてきましたが、一番肝心な水がクリアなままだったのです。(その写真を撮り忘れてしまった私をどうか責めないで( ;∀;))

ただ、容器の底に蓄積した糞の量と赤茶色の付着汚れ具合を見て、今回は水替えしました。

フィルター付きエアレーションは、容器内水の上・中・下層で水温差を作らないように入れているだけです。このフィルターでグリーンウォーター化を止めることは出来ません。植物プランクトンは、このフィルターを通通に往来します。

気持ち程度、残餌や糞の汚れを取りたいという程度ですので、よろしくお願いします。

水替えに使用した水は、勿論バケツに汲み置きしていた水道水です。私の住まいの水道水は、薬の臭いがきついです。なので、カルキ抜き剤をパラパラ入れて数日間は汲み置きしています。

メダカ愛好家の方全てが水をクリアにしたいわけではありません。かえってグリーンウォーターの方が、表現を高く発揮する品種がいると思います。

今回の方法は、あくまで”クリア水の方が都合が良い方のみ”へのご紹介です。よろしくお願いします。

それでは最後までご購読ありがとうございました!(^^)!