メダカ飼育(室内)使用品紹介(初期編)

メダカ鉢
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メダカ鉢

今回はメダカ飼育に使用している品をちょっとばかり紹介します。あんまり大したことはないですが、参考になれば・・・写真で説明しますと、

手前のメダカ鉢:黒色プラスチック製 上面内径40㎝ 底面内径20㎝ 高さ19㎝ 程度の大きさになります。

→螺鈿光メダカの成魚が11匹います。成魚の状態ですと20匹未満がベストだと思います。メダカさん達にゆっくりしてもらうなら、15匹前後が良いかもです。競争が激しくなりますし、死魚が出てしまいます。生存したとしても個体の大きさにバラつきが出るでしょう。

奥のメダカ鉢:黒色プラスチック製 上面内径48㎝ 底面内径24㎝ 高さ21㎝ 程度の大きさになります。

→鳳凰メダカの育成魚が20匹程度とよく分からない品種(同じ品種のメダカ卵から出てきたはずなんですが、全然他と違う・・・)が4匹います。成魚になることを考えると25匹前後がベストかもしれません。

メダカ鉢まとめ:螺鈿光メダカと鳳凰メダカの色揚げを考えて黒色を選びましたが、螺鈿光メダカは最高に色が生えています。鳳凰メダカは育成途中でしかも保護色機能のせいか全然金色になっていませんが、もうちょっと我慢強くメダカさんの成長を見守ってみます。


鉢台をひっくり返した状態

側面から見た鉢台

キャスターをつける前の鉢台

鉢台

〇鉢台:集成材 50㎝×50㎝の正方形 高さ31㎝ です。

壁面耐力工法で鉛直荷重を分散させています。大工さんの遊び心で耐力壁を前後にずらしているのがお分かりでしょうか?そしてサイドや棚に餌や水草用ピンセット等の用品をおけるように作ってあります。

また屋内用ですので、塗装はあえてしていません。屋外で使う場合は日光と外気と湿度を考えて塗装をお勧めします(耐用年数が全然違ってきますよ(^-^))。

また、天気の良い日に屋内から屋外へ移動するとき、水の入った重いメダカ鉢を楽に移動できるようにキャスターをつけてます。結構楽です。ストッパー付でなくても大丈夫です。

さらにコーナー部分を丸くカットした後、グラインダーで研磨をかけることによって、柔らかい雰囲気と木目がマッチします。足のすねを怪我することもないと思います(まだ、怪我したことありません(”ω”)ノ)

ソイルとロカボーイSサイズ(写真はその取替用マット)

メダカソイル

弱酸性から中性にpHを安定させます。竹炭配合によりフィルターを使わないメダカ鉢でも十分なろ過機能を発揮します。水洗いが不要なので、水とカルキ抜きを入れてしばらくするとニゴリも沈殿してきます。かなり長めに使っていますが、メダカに支障がでたことはありません。

但し、メダカの個体密度が適正飼育数をオーバーしてくると糞の蓄積がまさってソイルの浄化作用は低下してくると思います。1週間に1回程度の水足しの前に鉢底のソイルをかき混ぜてあげると発酵菌も活動しやすくなると思います。かき混ぜて浮遊した糞や水草の落ち葉は、すくってあげた方が良いかもです。私の場合は、ちょっと手抜きで発酵菌をいれて ある程度分解させる方法をとっています。全てが分解されるわけではありません。

ろ過装置と取替用マット

メダカ鉢にはそこまで必要ないかと思ったのですが、屋内飼育でしかも事務所内にあるので水質が悪化してお客さんに失礼にならないよう入れてあります。1か月に1回程度ロカボーイSを取り出して中のマットを洗っています。マットの状態がしっかりしていれば、再利用しています。

注意すべきはメダカ産卵時期にちゃんと産卵床か産卵用水草(アナカリスはおすすめしません)を入れてあげた上で、エアレーションの減少調節をしないと卵を吸い込んでしまいます(吸い込まれた卵がマットの空洞部にたくさんついていたことがありました。でも幸いちゃんと生きてました( ;∀;)。)可愛そうなので私のようにならないよう注意してください。


エアレーション調整ねじ(プラスチック製)

エアレーション調整コック(ステンレス製)

エアレーション調節器具

エアレーション量を調節するためのねじやコックです。一般の内径4mmのエアチューブが接続可能です。エアレーション調整コック(ステンレス製)でいいますと サイズ 吐き出し口の外径4mm、ねじ径約5.5mmになります。

メダカ卵や稚魚がいる場合は、メダカ卵や稚魚を別容器へ隔離してろ過装置やエア無しで飼育した方が良いと思います。酸素量が心配になる人がほとんどだと思いますが、水流によるダメージや吸い込みの方がずっと深刻です。酸素量が気になる場合は、こまめな水足しと水草をいれて半日陰程度のやや暖かいところで飼育してあげたほうが、孵化や稚魚育成には良いと思います。

メダカ鉢が30㎝程度であれば、エア量もけっこう少なめにしてあげた方が水流の対流もほどよく、メダカとしてものんびり過ごせると思います。エア量が強すぎる鉢内の水流が強くなりすぎて育成魚や成魚でもダメージやストレスがあります。

だから本当は、鉢内はビオトープでエア無しの状態が見栄えもメダカにも良いのです。田んぼや河川の洲だまりは、ほとんど流れがありません。野メダカはそういう所にいます。走流性があるだけで、流れが無いか穏やかな方がメダカにとっては過ごしやすいんですね(^-^)(諸説ありますので、注意してください)


まとめ

飼育方法は屋内から屋外、水槽から鉢、船まで色々あります。メダカが好きになって、自分の家や家の外で飼育したいと思ったときは、自分にあった方法で、メダカがのびのびと成長していければそれがベストだと思います。プロの方々でも常に勉強中ですから、「これが正解」なんてないと思います。

最近のメダカ品種は、メダカの領域をこえて錦鯉を思わせたり、ヒレが長くて金魚を思わせたりするので、奥が深いです。ちょっとした隙間時間を癒してくれるメダカの屋内飼育は、一年間通して面白いですよ!(^^)!