人 失敗と成功とは?

失敗したとき、心の傷が癒えるバンドエイドが欲しい!

はじめに

私の幼少期から現在にいたるまで、大きな失敗は、数えきれないほどしてきました。特に幼少期から小学生の間は、両親に連れられて頭を下げに行ったことが数多くあります。

まだ6~7歳の頃、もうすぐ夕方5時で日が暮れ始めた日、私は近所の道路向かいのブロック塀にサッカーボールを蹴ってはぶつけてを繰り返していました。子供のことですので、考えもなしに思い切り蹴ったサッカーボールは、ブロックとその上のフェンスを越えて、子供部屋の窓ガラスへ・・・派手なガラスクラッシュ音とその家の奥さんと子供の悲鳴が・・・私は立ち尽くして頭が真っ白になってましたね(>_<)逃げる選択肢など考える余裕もありませんし、何せ私の自宅がその家の道路向かいでしたから、口を開けたままでした。

帰宅してきた親父殿と母親と三人で謝罪に行きました・・・・子供のすることだから、、で済みましたが、すぐに来たサッシ屋さんのガラス交換代は3万円だったとことを克明に覚えています。でも話はここで終わらないのです。

当時の私は本当に阿呆だったのでしょう。あれだけ、前日に親父殿から叱られたにもかかわらず、翌日の夕方またサッカーボールで遊んでいました。公園で遊んでいるならまだしも、また!同じ家の同じブロック塀で蹴ってはぶつけてをしていました。反省していない上に、謝罪に行った両親の気持ちなど到底考えた行動ではありません。

そして、またボールは、スローモーションのように空しくフェンスを越え、昨日交換したばかりの窓ガラス目掛けて飛んで行きました・・・・・・・。

その日の夕方から夜まで竹刀を持った親父殿に近所中に響き渡る怒鳴り声で、怒られてましたね。多分私の泣き声も近所中に響いていたでしょう。なんせ田舎の小さな団地です。道路幅なんて3m半のもんです。ご近所が超近いんです。

もう30年以上前のことなのに、今でも思い出として美化されることなく、思い出すと嫌な汗をかいてしまいます。まず、向かいのご家族に大変申し訳ないことをしたことと、二日連続で謝罪と弁償をした両親に大変申し訳ないことをしたこと、何より割れたガラスで怪我人が出なかったことへの感謝。大変な迷惑をかけた失敗でした。こうやって記事をかきながらも、生々しく思い出し心拍数が上がります。だってそんな二日続けて同じ窓ガラスわる少年聞いたことありますか?みんな引いてしまいますよ( ;∀;)

母親曰く、「あなたは、”団地のジョーズ”って言われていたよ。団地中の人にほぼ毎日謝りに行ったものだよ。」と言われたときが高校生くらいだったかな。とにかく、大変だったらしいです。覚えているだけでも、他の悪ガキ二人とキンカンの実泥棒、人の庭を破壊、人の家を勝手に秘密基地、近所の子を川岸に置き去り、悪さの意識なく悪さを重ねた罰として数々の怪我・・・ご迷惑をかけた団地の方々に深くお詫び申し上げたいです。

それから9歳の小学校夏休み前、私は近代的な団地へ引越、パタッと悪ガキ臭は消えました。消えましたが、人がしたこともないような失敗は、随分と長くあったと思います。アドバイスをもらいようがない前例のない失敗に度々打ちのめされていた半生だったと思います。

因果応報。前例のない失敗、その場でリアクションもとれない赤面ものの失敗、 大学受験の失敗そして一浪、 人の記憶に深く残るほどの私の失敗の数々・・・社会人になってようやくそれが成功へ繋がる機会へ変貌していきました。失敗根性が、私を精神的に体力的に強くしてくれました。今回はそんな”失敗”の話です。


やめなさいって言われても楽しいと子供はやってしまします。後々風邪ひくことを知らないから

失敗と成功

表向きには裕福であったり、成功者のように見える人も、実際の所は成功したことより失敗したことの方がはるかに多かったりします。人がしたことのないチャレンジをして、沢山の失敗をしたと言った方がいいかもしれません。大成功した人の人生の大半は、落ち込んでいたりうまくいかない時間を過ごしていることになります。

”生けるレジェンド”・”ヒットマシーン”・”稀代の天才打者”と言われたメジャーリーガー「イチロー」。メジャー19年間の通算3089安打、509盗塁、敬遠181個、数々の偉業と受賞とギネス記録を成し遂げてきた上にほとんど怪我をしないプロだったと思います。同じ日本人であることを国民のほとんどが誇りに思っています。私は部活やサークルで野球をしたことはありませんが、通算打率3.11は、恐ろしく素晴らしい数値であることぐらいは分かります。強打者です。

イチローにもっとフォーカスしたいところですが、今は打率30%を超えるプロ野球選手が強打者として飯を食べていくココです。10回中7回は失敗しても成功できるということです。いかにプロ野球が厳しい世界は置いておき、いかに人生は成功した幸せな体験が少ないかが分かります。

行動すれば、チャレンジすれば、そこかしこから”失敗”がついて回るものなんです。私の派手な失敗が、かすむぐらいの失敗をした成功者は数多くいるということになります。成功のために失敗が必要であり、そもそも”失敗の本質”が何だっかを理解する人が、成功へ繋がる人となります。

そして失敗に打ちのめされずに自分を奮起させて「あきらめない人」が成功者となる確率はグンと上がるわけです。まず、失敗しない人などこの世にいるのでしょうか?そう見える人がいても、本人しか知らないことが多々あります。逆に言えば、”失敗のない成功は危険”だと言えます。その成功の先に大きな穴があることを見抜けないからです。

本当の失敗は、自分が失敗の記憶に悩んで、再びチャレンジすることを諦めてしまう事です。(怖い、もうあんな思いはしたくない、周りに迷惑をかけたくない)そういう悩みがあるからこそ”人”らしいのでは?人は自分の出来事以外はあまり記憶にとどめることはありません。一番自分が自分の失敗を鮮明に記憶しています。周りの人がそこまで記憶していないにも関わらず、心にもない言葉を投げてきたりするのは当てずっぽうです。

失敗した過去を変えたり消したりすることはできませんが、未来を成功に変えることはできます。自分が思い描く”人生最高の未来”を実現することは可能です。「あきらめずにやり続ける」ことこそが肝要です。そして家族や周りの支えですね(^-^)

自分にとって大きな成功をした人は、体で失敗に対する対処法を覚えています。自分にとって何が大切かを知っているので、それを大事に胸にしまって、果敢にチャレンジしています。

失敗後のボロボロのメンタル時に立ち止まって冷静に考えて見ると、世の中にどれだけ”自分が本当に何をやりたいのか分からないまま、自分にとってどうでもいい仕事をしている”人がどれだけ多くいるか。そしてそのまま老後を迎え余命宣告を受けることか。

余命宣告を受けた人の感情の八割は「後悔」です。(なぜ、あの時やらなかったのだろう。)(なぜ、この命と体が健全なときにベストを尽くさなかったのだろう。)なぜ、どうして、なんのために?を自問自答してしまう苦しみに悩まされる時間があるといいます。

「喜劇王」「無声映画のスター」チャールズ・チャップリンは、「映画」の中でこんな名言を残しているようです。

人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。

五体満足で生まれた私は、コンプレックスは山ほどありますが、チャレンジして失敗して諦めないことをやる以外ありません。成功して人とお金を引き寄せることがいかに難しいかは分かります。でもまだ冷静に考えれば、チャレンジする人の方が圧倒的に少ないのです。失敗の失敗の失敗が成功への通過点なら、チャンスはあるし競争相手は少ない。

失敗の数が多いほど成し遂げようとする成功が大きいと思って、苦く辛い思い出は老後の楽しみにしながら、皆さんも一緒に成功してみせましょう。

まとめ

作家:本田健先生の「大富豪からの手紙」には、”失敗の理由”を大きく3つに分類しています。それを知ることで、失敗の本質にぐっと近くなります。

1.自分の傲慢さ → 天狗、過剰な欲と評価が毒となる
2.自分の計画と検証の甘さ → なんとなく、見切り発車
3.人間関係 → コミュニケーション不足

失敗の本質が分かれば、学び、もっと成長できる。そして諦める選択肢が消えていくということです。そして、諦めずにベストを尽くし燃え尽きてしまいましょう。

今まさにチャレンジ真っ最中で苦境にいる人は、成功は目の前です。まだ、何もやりたいことが分からない人は、本を読み、沢山の人と交流して、自分が何をしたいのかを物や相手に投影してみましょう。それが知りたいがゆえに世界を放浪する人もいるんです。

まだまだ間に合います。年齢やハンデはこの際一切忘れましょう。あなたが見つけた成功へのチャレンジは、世界でただ一つのものかもしれないんです。

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