お金欲しい、行動とは?

はじめに

どれだけの”偶然”と出会い、素晴らしい”直感”の下、”決断”したとしても、肝心の「行動」がなくては、良い出会いや最高の人生はやってきません。実際に行動することが一番難しいです。人は、決断した後にいつも不安や恐れ、面倒くさいが頭をよぎります。そうこうグダグダと考えているうちに、先延ばししたり、あきらめてしまったり・・・。

それが人らしくって憎めないところでもあります。でも、この世界は計画や具体的方法を頭で模索しながら行動する人も確かにいるんです。若い成功者のプロフィールをや対談を見ていると、大学卒業後まもなく、または、大学在中に起業している人が多いんです。(; ・`д・´)

起業当初は「分からないことだらけだった」、「どこの銀行を訪ねても融資を断られた」、「資金繰りに苦労し、クレジットカードで何とかしのいだ」、「どれだけの営業数をしたただろう・・・どこも門前払いだった」、「相談する相手もいなかった」、「嫁さんに、もしもうだめなら離婚してくださいと言われました」、「親戚を回ってお金を借り最後のかけに出ました」など・・・起業当初の苦労は共通点が多いようです。

それでも彼らは、毎日の不安に打ちのめされることなく、恐れず諦めずに「行動」をしたことになります。すごいことだと思います。自分の考えは必ず成功する、通用する、最高の展望・未来が待っている、といった強い信念が見えますし、継続して行動したことがチャンスへ繋がっているようです。

でもどんな人でも結局、生活のために、家族のために、欲しいものを買うために、お金のために、我慢して就職・アルバイトして働くという行動はしています。必要にかられて。

でも、TVで見たエクササイズで(偶然)、自分にいいかもと思ったダイエット(直感)を、明日からやってみよう(決断)しても中々実践(行動)できないのは、仕事が忙しかったり、付き合いが多かったり、他の誘惑が多かったり・・・しなくても何とか自分を誤魔化すことが出来ます。でも結局また、誤魔化しきれなくなった自分の体を見て、同じ思いに至ります。

今回はそのあたりを頭に入れながら、作家:本田健先生の「大富豪からの手紙」の内容を参考に見ていきますね(^-^)


行動

湖向こうの岸にある町まで船で行こうと決めたら、まず船に乗って船を動かないといけません。オールで漕ぐ船だったら、オールを漕がないと船は動きませんし、向こう岸まで1ミリたりとも近づきません。それは誰でも分かります。

「決める」ことと「行動する」ことは、セットになります。いくら決断しても行動することなしには、その未来は近づいてきません。第4の手紙「行動」には行動自体を2種類に分けて説明してあります。

将来、不都合があるからイヤイヤやる行動(マイナスの行動エネルギー)
→わずかばかりしか経験しない人生
→人生の大切なもののために行動できない人間
今、楽しいからワクワクする行動(プラスの行動エネルギー)
→たくさんの経験をする人生
→人生の大切なもののために行動できる人間

現代でも大半の人が前者の青色パターンで生活しています。「仕事がしたくない」という理由で仕事をやらない人は意外に少ないですね。「仕事はイヤだ」と文句を言いながらも、結局は月曜日から金曜日までちゃんと仕事に行っています。そうしなければ、家賃・住宅ローン・生活費が払えないという不都合な状態になるからです。払えない”イヤ”が勝っていることになります。

そして前者に精一杯になり、”楽しいからやるワクワクする行動”どころではない。一方で毎日がつまらなくなり、こうつぶやきます。「何かいいことないかなぁ・・・」自分の人生のために見て・考えて・行動しない人に”自分にとって本当のいいこと”は何一つやってきません。

休みの日は休養のためにありますが、その一日はアッという間に終わって、また翌朝にはまたしょうがなく仕事です。それが仕事をしている最中よりずっと辛い。それを考えれば、自分の限られた人生のためにも”楽しいからワクワクすること”にアプローチしてみましょう。手紙の中ではそのアプローチとして

1.子供の頃に「純粋に楽しんでいた」ことを思い出して、それをやってエネルギーを高めてみる。「歌う」ことならカラオケで歌って高める、「球技」ならみんなと球技をして高める、「釣り」なら釣りに行って高める。そもそも「人生は楽しむためにある」のであって「修行のための人生」ではありません。

2.「ずっと気にはなっていたけれど、やっていない楽しいことを」を20個書き出して「面白そう!」思ったことから順番にやってみる。そうやって”プラスの行動エネルギー」を充電する。(20個は難しいので10個でもいいかもしれません。10個達成したら、また10個増やせばよいのかも)

3.楽しいことをやっている未来の自分がイメージできると、自然に行動できるようになる。毎日楽しくやっている自分がどれだけ明確に見えるかがカギ。イメージするなら、宝くじCMで鶴瓶さんが「買わないという選択肢はないやろ・・」といったようなそれをやらない方が難しいと感じるほどに行動できればベストです。

「もう、安全ばかりを考えていては、つまらない人生になるよ」という警告とも言えるかもしれません。一日や一年が30歳を過ぎてからアッという間だったなんてことは、私だけではないはずです。その日の一日しかできないこともあります。手帳のフリースペースやスマホのリマインダーを利用して、やってみたい楽しいことをメモし、一個ずつ消化していく。その内、もっともっと大きな楽しいことにチャレンジしていくことになります。それが”楽しい”と”高まった自分”の相乗効果になると思います。


自分が楽しむ余裕がないときは、気まぐれと雰囲気に身を任せては?

まとめ

人とお金に愛される人は、自分を肯定できているばかりではなく、それ相応の経験を持っています。自分の”楽しい”も大事にしています。お金が欲しい!と切に願っているときほど、こういう行いからかけ離れた状況下にあるはずです。

世の中は「逆もまた真なり」です。本当に流れが自分に向かっていない時は、動かないで待つことも必要です(ということは楽しむような心の余裕もないときです)。誰しもスランプに陥り、停滞する時期があります。そういう時は、ゆっくり休んで気分転換になるような楽しみを行うことも大事です。頭で考えてあーでもない こーでもないと苦悩していても状況は変わりません。

中にはそういう時期こそ、他の人のやり方や資格の勉強をしてみるといいよ、という方もいます。私は、じっとしていられない方なのでそっちをやっていました(でも結局気分転換は必要でした)。

こういう停滞時のタイミングで「出会う人」が、後になって「人生を一変させてくれる人」であることが多いらしいです。偶然ではない必然的なものらしいですが、そのためには、休むと楽しむついでに行動して外に出なくてはなりません。電話やメールでは、生身の人間のエネルギーを得ることはできません。

停滞期は転換期の前触れだと思って、休んで楽しみを見つけましょう。もともと目標がお金が欲しい!だったとしても、いつの間にか人から愛されることが先立って、お金に結び付く可能性があります。そっちの方が人生は楽しいのではないでしょうか?「人は財産なり」です。

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