お金欲しい、決断とは?

仮想

もしもの話をしてみます。あなたの所へベントレー高級車が1台とまり、執事がおもむろに後部座席ドアを開け、そこから品格高い紳士が降車し、あなたへ挨拶します。

「ちょっと大切な話がしたいので、よろしければ車で移動して、レストランで話をしませんか?いえ、差し支えなければですが・・・どうでしょう?」

あなたは、少しも悪い気がせず乗車し、車は郊外へ移動します。まだ車で来たこともない田園地帯を抜けて行きます。そして丘の上に別荘風レンガ造りのレストランへ着きます。そして執事の案内どおりレストラン予約席へ向かいます。

車で横顔しか見えなかった紳士を初めてテーブル越しに正面から見ましたが、やはり堂々とした端正な顔立ちの紳士です。左腕には、洗練された腕時計を付けており、清潔感も高いです。紳士は突然の無礼を詫びて、それから自己紹介をしました。ここで初めて紳士が大富豪であることを知り、あなたも自己紹介をします。紳士が対話を続けようとしますが、ウェイトレスが前菜を持ってきたので、口を一旦閉じてあなたに目配せします。前菜にフォークを入れながら、紳士は改めてあなたに話を始めました。

「実は・・・私はあなたのことを随分前から知っておりました。探していたんです。私の娘は1000万人に一人の難病でずっと病床にあり、まだ外の世界も知りません。有効な特効薬も治療法もなく万策尽きました。容体は悪くなる一方で、余命半年と医師に告げられました。そして私に一筋の光が現れました。この世界には10億人に1人の割合で、この難病ばかりではなく他の難病に対し超耐性を持つ人間が存在することを!」

紳士は興奮気味になった自分を抑えて、もう一度あなたの目を見ます。

「もうお判りでしょう。それが、あなたなのです。その10億人に1人と言われるあなたの体をぜひ私のスイスにある人ゲノム研究施設で研究させていただきたい。そして娘を快気させたいのです!勿論、あなたが言うがままの見返りを対価として支払います。勿論あなたの家族に対しても同等の謝礼をいたします」

あなたは、呆然として紳士を見たままフォークが止まっていますが、紳士はすかさず付け加えました。

「ただし、あなたは私の研究施設から出ることはできませんし、家族や友人とも一切の連絡を絶たなくてはなりません。仮に娘が快気に至った場合、その後あなたは、別の人間として私が用意するドイツ国籍の身分証明書を持ち、ドイツの山奥で暮らして頂きます。もはや今の自分は存在しないことになります。この研究結果を悪用しようとする組織がいるため、あなたとあなたの家族が狙われてしまうからです。ご理解ください。」

やっとあなたは、口を開きますが、言葉になりません。紳士は続けます。

「唐突な話をして大変失礼だと分かっています。申し訳ありません。しかし事態は急を要します。明日の夜9時までに返事をいただけませんでしょうか?そしてこの話は絶対に他言してはいけません。絶対にです。そして最後にもう一度言います。あなたとあなたの家族に絶対的で不変的な富を約束します。」


決断

どうでしょうか?皆さんであればおよそ1日で決めることができますか?私なら酒でも入らないとパニックかもしれません。家に帰って家族の顔みるなり苦しくなったり・・・ でも富は欲しい。紳士の娘にも同情心を寄せてしまう・・・
でも皆ともうこれっきりは嫌だ・・・どうする?どうしたらいい?・・・
誰にも相談できないが、10億分の1のチャンスが目の前にある。これは一生で一度の決断だ・・・ 「やるのか」「やめるのか」?

上記の話は到底現実として起こりえない話です。そしてしょうもない話かもしれません。 人は進学・就職・結婚・家・転職・独立みたいな感じで大きな決断を度々迫られます。決断から逃げるか決断を延ばすかの選択は可能です。しかし、後になってその代償を払わなくてはいけません。それを多くの人が知っています。 (あの時やっぱりやるべきだった・・・)みたいな感じです( ;∀;)

前回から紹介している本田健先生の「大富豪からの手紙」は、全9通の手紙の中で第2の手紙として「決断 」が出てきました。

成功に必要なことは何か?それは「決めることだ」と手紙に綴られています。なぜなら「決断することなしには、何も動かない」から。そして決めるためのスタート時点では才能も、お金も、時間もまったく必要ない。

決断した瞬間にその未来は誕生する というより

決断した瞬間に現在と未来を接続する回路が生まれる

「やろう!」と”決断”するだけで”扉”が開く つまり

決断をすること=自分の新しい未来を創り出すこと

でも人だから、決めてしまう覚悟もその後の苦労も考えてしまい、ついには「また今度にしよう」と決断を延ばしてしまいがちです(>_<)普通であれば、大きな決断をするのではなく、目の前に見えている”ベターなもの”を選択し”安全・安牌”を考えます。でもこれが”大きな落とし穴”らしいんです。

現時点で「何をどう決めたらいいか、分からない」ならこう考えてみると良いらしいです。

「最高の未来を手に入れる」

つまり、”ベスト”ではなく”ベター”を選び続ける限り「最高の未来」は訪れずワクワクする人生も遅れない。それは労働中毒になりながら、既成概念を破れずに型にはまり続け、死を目前にして”後悔”するだろう、と言っているのだと思います。それは、正直いうと嫌ですね((+_+))

高望みをして、あとで苦労して、意気消沈して、後悔するのが嫌だから、最初から夢はみない は非常に損をしているとも言っています。楽しい人生を生きるためには、決断し、人生を信頼し、どんなことがあっても幸せな結果につながるという信念が不可欠だとも。手紙の最後にこう綴ります。

今決断しなさい。「最高の人生をいきる」とね!

手紙を第2の手紙を航空機内で読み終えた主人公は、大富豪であった祖父の友人に会いに行きます。そしてその友人から祖父より学んだ実践的で具体的な方法を教えてもらうことになります。

1.不安や恐怖を感じて当たり前だ、と気づくこと

2.不安の裏側にあるワクワクする気持ちにフォーカスする

3.決断にストレスを感じることほど、即決する

補足: 心配していることの90%以上は、実際に起きない

つまり「迷ったら、怖い方に飛び込め

皆さんはどう感じましたか?私はどうしていいか分からない時に、こうして見ればいいよと教えてくれる人を大事にします。こんな風にやって見てくださいなんて説明書は、人生の決断にありませんからね( ;∀;)だから人は悩むんでしょう。私としては非常に参考になりましたし、他の皆さんにもぜひ知ってもらいたかったのです。参考になりましたか?

まとめ

私の若い頃は、大きな決断や大きなお金の決済を迫られたとき、大分考え悩みました。何に悩んでいるのか?まだ何も起こっていないことに対する不安と恐れだったと思います。眠れないこともありました。

でも年齢に応じた経験を重ねていくに連れ、「よし、やろう!」と即決してすぐ動きだすことができるようになってきました。直感で「これは良い」と感じたら多分それが正解だと確信するようになりました。あとで色々不安にさせる出来事が起きても、結局何とか乗り越えていけたからだと思います。周りの人から見たら”阿呆”か”無鉄砲”に見えることも沢山あったかもしれません。

大事なことは決断するのは自分。自分のことを一番知っているのも自分。周りの人は見ているだけです。決断して一生懸命やっている人を必ず誰かが見ています。そして、アドバイスや手助けをくれます。そして結果が果実となってお金は入ってきます。そのお金を使って最高の未来を建築したり感謝のお返しをします。お金が”最高の未来”ではありません。

一番初めの仮想の話、皆さんならどちらを決断しますか?

私は、「やめておきます」。使いきれないほどのお金が手元にあるのは夢ですが、自分の存在が消去されたあげく、自分の大事な人達と死ぬまで会えないならやめておきます。どうせ使いきれないお金を欲望の限り使っても、孤独と寂しさに打ち勝つことはできないし、誰とも話できなくて 何のために生きているのか
分からなくなるのではないでしょうか? すぐ認知症になって最後は孤独死しているかもしれません。

でも他の皆さんなら、自分ならではの決断があるはずです。自分がこれだと決めたのであれば、それが正解です。

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