メダカ飼育(室内) ビオトープ開始!?

はじめに

日頃からやってみようかどうか迷っていましたビオトープ・・・いつものことなんですが、駄目元ではじめました。迷う理由は、メダカ鉢自体が事務所内にあるため、日が差しずらいことです。枯れると自分の心まで枯れてしまうと思い、ずっと躊躇していました( ;∀;)。

(なんで室内にこだわる?)と思われる方も当然いると思います。私の事務所は、鹿児島県鹿児島市にあります。あっ!とお気づきの方もいっらしゃるかもしれませんね。そうなんです。ドでかい活火山「桜島」があるのです。今年はまだ爆発回数は少ない方ですが2015年からの爆発回数統計を示しますと・・・

2015年 : 1252回

2016年 : 153回

2017年 : 406回

2018年 : 479回

こんな感じで、やばいくらい降灰の被害が出るのです。2010年~2014年の平均は、1048.2回の爆発です( ;∀;) どんだけだよ・・・・・桜島さん・・・

洗濯物はもちろん家や車、道路、店舗、プールなど様々なものに灰が・・・人も動物も植物も灰がこびりつき目など開けられません。鹿児島市は必ず5月~10月まで灰の風向き上にあるので、汗をかいているときは、(心の中で)吠えてしまうほどイライラします(>_<)。

そんなこんなで、「ああ今日は天気いいなぁ」なんてメダカ鉢をちょっと油断して外に日光浴させると、いつの間にか降灰して硫黄を含む灰が水面を灰色に覆いつくし、メダカも水草もカワニナもやられてしまうのです。

 

私がメダカ飼育の室内にこだわっている理由でした(”ω”)ノ

そんな話も加味しつつ、ホームセンターの水草コーナーをたまたま見ました。ほぼ日陰状態にある場所へコーナー設置してありましたが、水草自体に影響がないように見えました。かなり雑な設置と蓄水でしたから、もしかしたら私にもできるんじゃない?的な軽いノリになって、そして買ってしまいました。

ヤフオクとホームセンターとペットショップを実際見て比較すると、結局どこも配送料や鉢代を加味するとあまり変わらないように感じます。ヤフオクのようなネット販売で多数購入して同梱包なら別の話ですが、そんな無茶できるほど鉢も余裕もありません(”ω”)ノ

ですからピンポイントで購入して、ちゃんと室内でビオトープらしくできるかを検証(そんな大したことでもない(>_<))していきます。

今回は、ヤフオクで落札したトチカガミと ホームセンター(ハンズマン)で購入したヨーロピアンウォータークローバーをご紹介します。

トチカガミ

ヤフオクで落札したトチカガミです。こんな風に定形外郵便で郵送されてきました。ペットボトルがポストに入ってたので、少しビビりましたけど(>_<)

トチカガミを販売元の飼育水で湿らせ、ペットボトルで湿気が飛ばないように工夫されていました。安上りで知恵が詰まっているなぁと感心してました。

どういう水草なのか調べてみますと・・・

トチカガミ科の水生多年草。東アジアの温帯から亜熱帯に分布し,溝や湖沼の岸辺に生える。茎は長く伸び,各節からひげ根を出す。葉は厚く光沢があり円形で基部は心臓形(♡形)をなし全縁。長い葉柄をもち水面に浮ぶ。縦に走る5本の葉脈が目立つ。葉裏には浮き袋の役をする気胞がある。雌雄異花で,夏から秋に花柄の先端に1つの白色花をつける。雌花には総包がなく仮雄ずいを6本もち,子房は6室,花柱も6本。雄花はおしべ6~9本をもつ。雌雄花とも外花被片3枚,花弁状の内花被片3枚をもつ。和名はトチ (スッポン) の鏡の意である。ヨーロッパ産の H. morsus–ranaeによく似ているがそれより大型である。

とコトバンクで説明されております・・・。どの辺がスッポンかわかりませんが、多年草であることと、ハート形であること、ヤフオク販売元の説明には、1本でも爆殖するとなっていたことが落札の決め手です。増殖力がすごいなら、2本だけでいいかなぁと2本セットを落札して、安上りにしたつもりです。


トチカガミ


ちょっとしたハート形です。今の所元気ですね(^-^) メダカも警戒してません。
ろ過装置の水流で、動いて回る感じです。メダカも葉の下に隠れていることがあります。思った通りのイメージになりそうなので、今の所は良かったなぁと喜んでいます(^-^)。

ヨーロピアンウォータークローバー


ヨローピアンとお洒落な感じですけど、原産国はオーストラリアらしいです。シダ類の仲間らしく、耐陰性で弱光下でもOK!

弱光下→比較的大きな葉が疎性する。 強光下→葉が小さく密生する。

あんまり大きな葉で疎性だと小さなメダカ鉢を占領してしまうので、簡単ですが、デスク用の蛍光灯を補足的に照射しています(でもどうなるかわかりません)。メダカの色揚げもしたくて(^-^)


こんな蛍光灯でも光合成はすると聞いたことがあります(本当は専用LEDライト欲しいよ・・・)
何よりすべてが四葉のクローバーの形なので、幸運の水草みたいです。専門家によれば、難易度は初心者向けなので、私のような人にぴったりですね。

このヨーロピアンウォータークローバー、日光の入らない薄暗い部屋でも概日リズム(サーカディアンリズム)があるらしく、朝になると葉が開いて、夕方を過ぎると葉を閉じます。すごいっス(; ・`д・´)


葉の開いている状態

葉の閉じた状態(最初夕方に見た時、枯れたのかとビビりました(>_<))
ちなみ、夜でもこのデスクライトを当てていると、日中と勘違いするのか葉が開いたままになっていました。水草って面白いですね。

水より上の葉で枯れた葉や大きすぎる葉があれば、カットした方良いかもしれません。水下から生えてくる葉の展開と光合成が効率的になると思います。繁茂が激しくなってくる前に根茎部を他のポットに分けて植栽すればドンドン増えると書かれていました。

おわりに

こんな初心者の私でもまだちゃんと植栽できているので、誰でも簡単にできると思います。そして、メダカの隠れ家にもなるので、中々面白いと思います。メダカが葉をツンツンしながら、寄り添っている鑑賞も新しい感覚でした。

建築を業として営むのでインテリアとしてのビオトープを意識しながら今後もやってみたいと思います。違う品種を見つけて植栽としてできたときは、また記事として掲載してみたいです。

室内で飼育しているメリットも沢山ありますが、デメリットととして日光が当たらないこととそれに伴って水温が上がってきません。現在で21.0~21.6℃くらいです。螺鈿光メダカが産卵するかもしれないと待っているんですが、中々産卵してくれません。もう少し、様子を見てみようと思います。