子供と夏休みプチ自由研究
今回お店のお客様(ヨシナガさん)に、タマミジンコをいただきました。何だかこのまま培養して全滅したら勿体ないと思ったので、小学2年生の子供と企画した夏休みプチ自由研究です(^-^)。
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それではいってみましょう( `ー´)ノ
目 的
タマミジンコは、あまり知られていませんが、エビやカニの仲間だそうです。不思議な生態を持ち、メス単体で単為生殖可能でありながらも、種の保存が危うくなるとオスを生み出し、オスとの交配により環境が改善するまでの休眠卵を産みます。
この休眠卵は、乾燥した状態でも生命を維持します。凄いメカニズムですよね。水に再び浸かると孵化するという・・・宇宙の神秘そのものです。
そして、こんな不思議なタマミジンコちゃんたちを好きでたまらないのが、メダカ達です。できるだけ長期間メダカ達に、タマミジンコを供給し続けるためには、何が培養環境として最適なのかを知る必要があります(可哀そうなタマミジンコちゃん・・・)。
今回は、どのエサが一番タマミジンコちゃんにとって、単為生殖しやすいのかを子供と一緒に勉強しながら知ることでした。
R3.9.12追記
研究方法
1.1ℓのペットボトルを3本用意する。
2.培養している植物プランクトン・バクテリア・ゾウリムシを用意する。
3.3本のペットボトルへそれぞれ浄水器の浄水を500ml入れる。
4.3本のペットボトルへそれぞれ植物プランクトン15ml、バクテリア15ml、ゾウリムシ15mlを入れる。
5.3本のペットボトルへタマミジンコを5匹ずつ注入する。
5.水槽用LEDライトの下に設置する。
6.1日2回はペットボトルを振る(沈殿するエサを浮上させるため)。
7.それぞれのペットボトルに、それぞれのエサを1日5mlずつ添加する(餌が枯渇しないように)
8.毎日、それぞれのペットボトルのタマミジンコが、どれくらい増えたか確認し、記録する。
1週間後の結果
まず明らかに、水の色がそれぞれのエサの色になってますね(^-^)。
そして、その結果に大人でも驚く有意差がでました。
植物プランクトンを投入したペットボトル
これは意外でした。人から聞いていた結果と全く違う!!
せいぜい35~40匹に増えた程度でしょう。タマミジンコのほとんどが底にいる状態で、ペットボトルを振れば、ピコピコと水中を動き回るかんじでした。少し残念な結果でした。
バクテリアを投入したペットボトル
おわかりでしょう・・・。爆殖です( *´艸`)
ペットボトル水中の上から下までピコピコ元気よく動き回っています。カウントできたのは400匹オーバーという所まで。実際はもっと増えています。
バクテリアがタマミジンコの食に適したサイズであり、バクテリア自身が産生するアミノ酸もタマミジンコのエサになっているのではと考察しています。目を見張る爆殖ぶりです。恐るべしタマミジンコ。さすが私が作ったオリジナルバクテリア!!(自画自賛 笑)
これは上記に貼り付けたYouTube動画を見てもらった方が分かりやすいです。タマミジンコちゃんたちの活性化レベルが高いのが分かります。
ゾウリムシを投入したペットボトル
お分かりでしょう・・・。23匹に増えた程度です。すぐ数え終わってしまいました。
タマミジンコがゾウリムシも捕食するというのは間違いないと思いますが、単為生殖していく上で、必要な栄養素(アミノ酸)が不足すると考えられます。ゾウリムシっていっても生タンパク質ですからね。豊富なアミノ酸が含まれているわけではありません。
でも、ゾウリムシは、針子育成には素晴らしい成果を上げてくれますよ。勿論、針子育成には、ゾウリムシと合わせて水質浄化バクテリアを入れてあげるとさらに良いと思います。生存率が高まります。
まとめ
1週間を経過した現在も観察中です。子供と一緒にワイワイ言いながら楽しんでます。思い付きで始めた夏休みプチ自由研究でしたが、思わぬ結果を勉強させてもらいました。
あとは容器の問題。実は身近なものでペットボトルが一番繁殖させやすいのかもしれません。睡蓮鉢でもバクテリアを使用してタマミジンコを繁殖させていますが、まだいまいち結果が出ていません。
その辺も含めて、引き続き研究してみたいと思います。
それでは最後までご購読ありがとうございました(^^)/また次回会いましょう。