メダカ飼育(室内)稚魚

事務所のメダカ鉢

鉢の中の水草に花が咲きました

はじめに

前回の”メダカ飼育(室内)はじめの頃”で紹介した野メダカ約30匹は、この鉢から引っ越していきました。どこへ引っ越したかというと、私の親父の所です。

親父は大きな一級河川で趣味としてアユ漁やウナギ漁、カニ漁をしています。自分で仕掛けや網を作りやっています(組合に入って年会費を納め、許可証をもとにやってるようです。趣味を超えてプロかもしれません)

近年は、夏のゲリラ豪雨や猛暑、河川工事による流域面積拡大、度重なる台風、ダムの頻繁放流で、めっきりアユやウナギは減ってしまったそうです。また、その周囲の田んぼや用水路でもひっそりと野メダカがいなくなってきているようでした。寂しそうに肩を落とす親父さんへ、野メダカを差し上げた、、、という次第でした。メダカ鉢はすっかり寂しくなってしまいました。

一方メダカ鉢では・・・

寂しいこちらとは裏腹に、メダカ鉢では14匹の螺鈿光が活発に泳いでいました。個体密度が減少したので、1匹当たりのテリトリー容積が増加し、ゆったりになったようです。

自然界ではもっとゆったりとした生態のはずなんですが、こんな鉢の中で申し訳ないです。黒い鉢の中では、この螺鈿光メダカは、ひときわ目立ちます。ビオトープをしながら飼育すれば、かなり鉢が引き立つのかもしれません。でも今のところそこまでする金銭的余裕と時間的余裕がないですね。貧乏暇なし(‘ω’)ノ


螺鈿光(らでんこう)メダカ ゆったりと泳ぐ様がいいですよ(^-^)
この鉢の中には、ひっそりと有精卵の孵化と稚魚育成用に隔離ネットをいれてあります。メダカ鉢をポンポン購入できれば、こんなことしなくていいんですが・・・卵は螺鈿光メダカのものではありません。鳳凰光メダカのものです。

有精卵で取り寄せましたが、途中でカビがつく胚があったり、無事孵化しても奇形だったりと中々難しい点がありました。それでも孵化した鳳凰光メダカたちを大事に隔離ネット内で飼育してます。自分の子供を見守っているような感じです。

やってしまいました・・・

しかし、やってしまったんです・・・水替え時に稚魚たちを私のミスで結構死なせてしまいました・・・(ノД`)・゜・。

稚魚はちょっとの衝撃でも死んだりするぐらいデリケートなんです。かなり凹みました・・・猛省しました。飼育者のミスで死なせてしまうのが、一番つらいです。でも生き残った稚魚たちがいましたので、この子らをまず大切に育成しなければいけません。

毎日見ているとその成長は本当に少しずつですが、大きくなっていきます。餌もかなりの微粉でないと稚魚の口に入らないので、粒子の大きさに注意です。それから、稚魚が中々大きくならないと感じた時は、個体密度が高い可能性があるようで、摂食・行動・休息で競争率が高くなることによって、強い稚魚が優勢的に大きくなり、弱い稚魚は捕食も休息もままならず、小さいままになるようです。これは、メダカに限った話ではなく、生物全般に当てはまることです。

ですので、大きくならないなぁと思ったら、稚魚を小さな容器に小分けして飼育すると競争率も低くなり、1匹当たりの餌摂食量も安定するみたいです。メダカはサイズが小さいので小分けは簡単です( ..)φメモメモ

稚魚の間は、強い水流もときに死なせてしまう(背骨折れたように曲がって死んでしまいます)ので、エアレーションを調整して弱めたり、直接水流がこないようにしたり、稚魚の容器はエアレーション無しにしたりすれば良いらしいです。水替えや水温調節ができれば割と簡単だと思います。


鳳凰光メダカの稚魚です。成魚になるのが楽しみです。

おわり

娘が二人いるんですが、下の子がまだ1歳ちょっとなんで、すぐにメダカ鉢に走ってきて手を突っ込もうと突進してくるんです( ;∀;)マジ怖い

笑いながらまっすぐメダカ鉢に走ってきますから、「うわぁぁっ!」て感じで娘を捕まえに行きます。

知らないうちにメダカ捕まえて口に入れたりしないか心配です。いや、メダカも心配ですけど、子供も心配ですよ(; ・`д・´)