お金欲しい、直感とは?

はじめに

いつも通勤で通る道をやめて、今日はちょっと遠回りしてみた。いつもコンビニで買っているジュースをやめてレギュラーコーヒーにしてみた。いつもだったらスルーする広告チラシに足をとめて見てみた。しばらく連絡をとっていない両親が急に気になって電話をしてみた。レストランでいつもは周りを見渡すことはないのに見渡してみたら高校時代の友人を見つけた。さっきまで向こうの部屋から聞こえていた子供の声がしなくなったので、不意に走って見に行くとスヤスヤ寝ていただけだった。

私の20代の頃は若さとノリで闇雲に物事を決めてきましたが、30歳を過ぎたあたりから、自分の”直感”を大事にするようになりました。その場面の一瞬ですが背中がカット熱くなったり、ゾクッと寒くなったり、ワクワクしたりするような感覚など色々あります。そしてその直感で選択したり決断したりすることが意外に”しっくり”くるようになってきました。

なんでそれを選んだのか?、なんでそう決めたのか?って言われても明確な理由がありません。言葉で説明するには難しいのですが、ただ そうした方がいいような感覚があったからとだけ言えます。他の人に偉そうに「直感で選びました!」「直感で決めました!」なんて言いづらいですからね。でも本音の所、すごくしっくりくる感じで満足してます。最近は(別に間違っていても後で何とかなるからいいや(”ω”)ノ)ぐらいまできています。

それは、途中で色々あっても最終的に直感で選んだことや決めたことが、正しかったと分かってきたからです。でもまだまだ未熟なので、残りの半生かけて直感を鍛えていくつもりです(^-^)

今回も作家:本田健先生 「大富豪からの手紙」を紹介します。


体の奥底から発信される直感(インスピレーション)

直感

本の主人公は、第3の手紙を開封しました。それは”直感”と書かれた手紙でした。必要にかられて主人公はこの手紙を開封しますが、それは非常に重要なことが書かれていました。

一口に”直感”と言われても、普通は単なる”カン”としか考えません。日常でそこまで深く考える余裕がないから、というより深く考える意味が分からないからといった方が良いかもしれません。この手紙はそのモヤモヤした抽象的言葉を次のように言い換えています。

・直感=英知

・あなたを幸せに導く、ナビゲーションシステム

・あなたの深い所で、すべてを知っている部分からの信号。そしてあなたにとって必要な信号しか送らない。

つまり

自分にとって何が大事かは、その人の心と体がちゃんと知っている

そして、理性ではよく分からない時でも

心と体で得た直感に、人生をゆだねて勇気を持つ

ことも大事としています。「なぜだか分からないけど、直感に従ってみよう」という感覚が大切ということです。

前回の手紙で記載した”決断”にはこの”直感”が必要不可欠だと思っています。分からないから、悩ましいから決められないものほど、この”直感”で即決する方が、最終的に普通の人より成功できる可能性が高いとも思っています。

そして一番大事なことは

直感の決断が正しいかどうかは、気にしないこと

それは決めて選んだその後に、ベストを尽くせばいいだけのことだからです。人の一生なんて失敗がほとんどなんですから、大金がかかっていても大義がかけられていても、自分の直感を肯定して一生懸命やれば、大抵のことはな何とかなります(ギャンブルのことではないですよ((+_+)))成功した人達は、最後にこう付け加えます。

「まあ、何とかなるからね!」「何とかしてみせる!」「とりあえずやってみよう」「結果はあとからついてくるから」

で、本当に何とか乗り越えるからすごい。私の周りにもこのままで終わりたくない、会社の愚痴ばっか言ってもしょうがないと脱サラを考え、自分の直感で選んだ人生の岐路を自分で決めた仕事で歩もうとしている知人は沢山います。自分たちの身近なところで直感をベースに仕事を開拓して頑張って信用をもらって依頼人とお金を引寄せている人が実在しているからです。そして5年10年と経営を継続できていることを知っています。

そういう成功者でも失敗談は沢山ありますが、その本人が笑って、もう次の新しいトライをしようとバイタリティーとエネルギー漲らせているから感心するんです。内心(何を考えているんだろうこの人は?)と思いますが、話をきいていると失敗のことなど微塵も気にせず、「どうせ」とか「無理」などの言葉を口にしません。そして私は、感心している場合じゃないと思い知らされるのです。自分がいかに他人の評価ばかり気にして、保守的で安定的に老後まで生きるかに囚われた身であったかを露呈されてしまったからです。


あまりに多すぎる選択肢を直感で選ぶことも大事です

まとめ

直感で決めたことが間違いだったとしても、それはそれ。勉強になったと思えばいいだけで、何も決断することができずに人生の大半をダラダラするよりずっと良いと思います。何が良い?

そんな人たちより、人も信頼もお金もずっと寄ってくるということです。大きな成功者は、一生懸命自分を信じて頑張っている人を自分の最初の頃と重ねて思い出し、応援してくれることもシバシバです。自分の心と体が発信した直感ですから自分しか確信はもてませんが、周りに必ず見ている成功者がいます。そんなこともあるんだと思って、自分で「これイイっ!」と直感したことをトライしていきましょう。

一つ注意することが、偶然ではないことに気付いて、直感で決断したから成功して人と信頼とお金を手にしているわけではないということ。成功者は、その後の”行動”が伴っていることを注意してくださいね(^-^)

第3の手紙にはアップル創業者のスティーブ・ジョブスが2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチが紹介されていました。このスピーチを最後に記事のまとめとしたいと思います。

「あなた方の時間は限られています。だから、本意ではない人生を生きて時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きることと同じです。他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。
 そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかを知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。」

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