メダカ飼育(室内)「青幹之」

はじめに

 毎日毎日「コロナウイルス」「感染拡大」「自粛」「延期・中止」などウンザリするほどマスコミが過剰報道するので、皆さん疲れませんか?

私は、もう必要な情報以外は、ニュースを見ることさえ自粛してしまいました。かつての組織で家畜法定伝染病「口蹄疫ウイルス」対策にほとんど休みなく働かなかければならなかったことを思い出すからです。約80日間ほど連勤していたことを鮮明に覚えています。

責務という名のもとに、体も心も疲弊したあの感覚がよみがえってしまいそうで・・・

勿論、コロナウイルス感染により亡くなった方々へのご冥福を忘れたことはありません。しかし、前を向いて生きていかなければ、世界恐慌になりかねない事態です。

「コロナウイルスを吹っ飛ばせ!!」

「みんなで最高の春を迎えよう!!」

「こんな時だからこそ、子供達と最高の思い出を作ろう!!」

「行楽が無理なら、最高のビオトープと最高のメダカを作ろう!!」

という気概をもっていきたいところです(>_<)。

さて今回は、「青幹之」の記事になります。どうして今になって青幹之?と思われる方々もいらっしゃるかと思います。でも人って無性に過去の残像にとりつかれるってことあると思います。

今回はまさにそれです(>_<)。繁殖したくてしたくて・・・。

それでは、いってみましょう( `ー´)ノ

「青幹之」と「産卵対策追加」

こちら「メダカの教科書vol.2」からの抜粋となります。「楊貴妃」は世代を超えて今でも人気がありますし、飼育しやすい品種ですね。

さらに赤色の濃さを求めた「紅帝」も同様です。「パンダメダカ」は可愛いでよね(*´▽`*)。個人的には透明鱗二色系も好きです。でも今回は・・・

こちらの系列になります。「幹之」ちゃんは・・・私にとって改良メダカの素晴らしさを目の当たりにし、興味を持ち始めた最初のメダカです。

「幹之」・・・ここからは、 森 文俊 氏の記事から抜粋させていただいております。(以前、InstagramのDMで森さんとやりとりさせていただきました。グリーンウォーターについて様々な論議をさせていただきました(^-^))

幹之メダカが知られるようになったのは、2007年に行なわれた日本メダカ協会主催の第一回めだか品評会でのことであった。愛媛県今治市の菅 高志氏が“背中光強メダカ”として出品されたものが、現在の幹之の先祖である。(もう既に12年前の話なんですね)

その“背中光強メダカ”を広島県廿日市にある『めだかの館』が様々な品種に交配、2008 年になり、背中線上に輝青色の輝きを持つメダカが出来上がった。

そして、菅さんの娘さんのお名前に因み、“幹之”の品種名が付けられたのである。(これが一番忘れられないエピソードです(^-^)。私もそういうオリジナルの品種を必ず作っていこうという目標や生きがいになりました。)

それまで楊貴妃メダカ、琥珀メダカ、ピュアブラックメダカなどが改良メダカの人気を徐々に高めてきていたのだが、この“幹之”の登場で、改良メダカ人気が大ブレイクしたのである。(そのとおりです。私もその渦中にいた一人です)

背中線上の輝青色は、当初は点光、弱光、強光といった分類がされていたのだが、発見から8年前後を経た頃、その輝青色は背中線全体から頭部、そして、吻端に達するまで幹之メダカは多くの人の手によって繁殖、改良されてきたのである。

現在は吻端まで体外光が伸びたものを“フルボディ”タイプと呼んでいるが、体全体という訳ではないので、“フルライン”タイプと呼ぶ方が適切かと感じる。(確かに、横見をするとメダカ側面は体外光が見られません)

当初から青体色、白体色(厳密にはもう一色肌色体色が含まれる)が出現した幹之メダカ、現在でも青体色だけを選んでも白体色が混ざって出現する不思議なメダカでもある。圧倒的に青幹之メダカの人気が高いが、白幹之メダカにも清涼感のある魅力はある 。(まだまだメダカがあまり浸透しない鹿児島で、私はこのメダカをもっともっと知ってもらいたいと思っています。もうすぐしたら、”メダカアンテナショップ”的な営業もする予定です(^-^)。それは、3月下旬~4月上旬にブログやInstagramで告知しますね。)

ここまでが森氏記事の抜粋になります。( )書きは私の心のつぶやきです。

当時の幹之は、ものすごく高い値段だったと思いますが、今はペットショップでもフルラインが安価で購入できるほどです。12年という歳月の賜物なんですね(*^^*)。

今回の「青幹之」は、いつものメダカ仲間「薩摩めだか」さんでペア購入しました。薩摩めだかさんで購入するペアは、相性が良く、必ず産卵してくれます。なので、今回も安心して購入しました。薩摩めだかさんの所で見た時から、♀の体型がすぐに産卵できる形になっていたので、

「この5日以内には産むかもね(^^)/」と言い残してお店を後にしました。

久々に幹之をマジマジと見ています。

体型良く、フルラインで、各所のブルーから背に向かってパールホワイトへグラデーションしていく体外光は相変わらず息をのむ美しさです。

掬ってお椀の中で撮影したかったのですが、繁殖対策を導入初日から始めたのでストレスにならないように、睡蓮鉢上からの撮影になります。

ヒレ長ではないけれど優雅できれいだなぁ~って惚れ惚れしています。

見てください。左側が♀ですがもう今にも抱卵しそうです。そして・・・何よりペアの相性が良いです( `ー´)ノ。かなり中の良い夫婦です。

小さな睡蓮鉢のどこへ行くにも♂が♀の後ろをシッポリとついて回ります。仲睦まじい限りです。

以前、繁殖対策についてはご紹介したことがありますので、お暇なときにご覧ください。今回はそれに加えて、最初から投入した液体があります。それがこれです。

この「テトラ メダカ産卵繁殖用水づくり」は、使用して2か月くらいになります。これを投入する目的は、初産卵までの期間を短縮することです。どういった液体かご紹介します。

右上に表示されているとおりドイツ製です。”made in japan“と同じくらい安心・信頼できる高技術国だと思います。

”ヨウ素”・・・小学校でジャガイモのデンプンを簡易的に検出するあの試薬ですね。この地球上では全体”ヨウ素”の約70%が海底の堆積物に含まれているようです。この”ヨウ素”は体内の甲状腺ホルモンを合成するのに必要な元素なんですが・・・産卵とどのように結びつくのか?さっぱり分かりません。

それはさておいて、ビタミンB群も豊富に含有しているようです。まるでビタミン剤のように液体は”黄色”です。ミネラルも豊富ですね(^-^)。

使用方法は、以下のとおりです。メダカのペアを飼育する容器はそんなに大きくないでしょうから、大体10mlで十分でしょう。

効能は4週間程度のようですが、ろ過機・ろ過材のある水槽や容器・睡蓮鉢は、定期的に4週間未満で投入した方が良いのかもしれません。

導入初日の睡蓮鉢立ち上げから投入したところ・・・

翌日には産卵しました(*´▽`*)。

もともと産む可能性が高い体型をしていましたけど・・・まさか翌日に初産卵とは(/ω\)。朝から採卵用容器とメチレンブルーの準備にバタバタしてしまいました。

でも良かった良かった。まだまだ幹之を知らない鹿児島の方は沢山いらっしゃるので、どんどん繁殖させて知ってもらおうと思っています。

娘たちにも群泳を見せて好きになってもらいたいなぁ~って勝手に思ってます。ついでに2020年4月から長女が入学する小学校にも寄付しようかなぁって勝手に妄想してます(*´▽`*)。

おわりに

 近々私が、週1~2日で営業する予定のメダカアンテナショップは、

結の家 めだかビオトープ

という屋号でスタートしたいと思っています。

まだまだ準備中でバタバタしています。本業と同時進行でやっているので、毎日くたくたでございます。それに加え鹿児島県はメダカ未開拓地帯。すごい方々も沢山いらっしゃいますが、改良メダカを飼育する一般ユーザーはかなり少ない地方です。

不安も沢山ありますが、

親の年にならないと、親の気持ちは分からない

ように

メダカアンテナショップもやってみないと
得るもの”と”喜び”は分からない

と思っています。2019年に様々なことへ挑戦し、沢山の事を得ました。2020年は、コロナウイルスに負けず、アンテナショップに挑戦したいと思っています。

最後までご購読ありがとうございました!(^^)!